保育士 資格試験

保育士試験とはどのようなもの?

保育士試験は各都道府県ごとに毎年1回行われる国家試験です。ただし試験の日程は全国で統一されているため、重複して受験することはできません。

 

保育士試験を受験するには、一定の受験資格を満たしておく必要があります。その受験資格にはいくつかの方法があります。まずは4年制の大学を卒業した人、または2年以上在学して62単位以上を取得した人は資格があります。

 

次に短大や高等専門学校を卒業した人や、卒業着込みの人も受験資格があります。また高校を卒業して児童福祉施設などで2年以上の仕事に従事した場合も保育士試験の受験資格が与えられます。

 

この他、児童福祉施設で5年間以上に渡って児童の保護に従事した場合にも保育士試験の受験資格が与えられます。また限定的ですが平成8年3月31日までに高校の保育科を卒業した人や、平成3年3月31日までに高校を卒業した人にも保育士試験の受験資格があります。

 

保育士試験は国家試験です。そのためいったん取得した科目に関しては、3年間は有効であるとして、それ以外の科目のみの受験でも合格可能となります。しかし保育士試験の合格率は低く、安易な取組みでは合格は絶望的です。

 

保育士試験の日程は毎年8月上旬に、2日間に渡って行われます。また実技試験もあり、これは筆記試験の合格者を対象として行われます。こちらの実施される時期は10月中旬の日曜日となっています。

難易度・合格率

平成3年から始まった保育士試験ですが、難易度は合格者の割合を見るとかなりの難関となっています。合格率はおおむね15%弱といったところです。この数字をみても独学ではなく、通信講座などでしっかり勉強してから試験に挑むことが合格の近道と言えます。

 

保育士の資格試験 (筆記)

保育士なるには、資格試験に合格をしなければなりません。保育士の資格試験は、筆記試験と実技試験がありますが、筆記試験についての具体的な内容は、

 

社会福祉

内容としては、社会福祉の歴史を覚えることが大切です。
人名、年代のほかに制度の名称や内容まできちんと書けるようにしておきましょう。

児童福祉

 

児童福祉の歴史や最近制度化されたものなどを正確に書けることが大切です。データなどは常に新しいもので勉強することです。

発達心理学

発達の段階を理解するとともに、 人名が多く出題されます。
ここも暗記が中心となりますから、正確な人名や名称をチェックしましょう。

精神保健

精神の発達段階で障害と思われる内容については、常に新しい言葉や内容が出題されます。

 

教材ばかりではなく、新聞などに目を通すことで最新の情報を集めましょう。

小児保健

健康の定義や統計的な出題が多いようです。子供がかかる感染症などに対しては正しい知識を入れるとともに、改訂された内容がある場合もありますから、新しい教材を使いましょう。

小児栄養

子供の栄養についてですが、ここで触れる内容としては、母乳、離乳食といったことです。書き方によっては、内容が変わってきますから注意が必要です。

保育原理

保育所保育指針の内容が重要になります。

養護原理・教育原理

保育の歴史を説いたものです、人名などに気をつけましょう。

保育実習理論

実習にあたっての裏付けを文章にしたものです。頭の中で内容をかみ砕いて理解することです。

試験時間は発達心理学、精神保健、教育原理、養護原理の4科目で30分、他の科目で60分、計90分となっています。各科目の60%以上答えられることができれば合格となります。

 

いずれのものも五択のマークシート方式で行われます。
過去の筆記試験問題と正答(平成17年〜24年)

保育士の資格試験 (実技)

保育士の資格試験の実技として3分野ありますが、このうち2分野を選びます。

 

ピアノ、オルガンの演奏

課題曲が出されますから、それを演奏します。
難しい曲ではなく、ピアノ教材の『バイエル』くらいのレベルです。

絵を描く

指定された課題の絵を描きます。

自分で用意をした童話などを読む

だいたい3分間に童話などを披露するわけですが、子供相手に話すように情緒豊かな読み方が良いでしょう。

 

このうち2分野だけを行い、合格をしたら良いわけですから、例えば、ピアノ演奏ができない方は絵と童話を選べばよいわけで、この場合、ピアノが弾けない保育士ということになります。

 

それはそれで、資格としてはOKです。ですから、保育士になるために、必死でピアノの練習をしなくても良いということになります。

 

筆記試験、実技試験の合格ラインは6割以上ですが、その合格率はとても低いのが現状です。

 

そこで、保育士の資格試験は、3年間の猶予期間があり、1年目で実技試験だけが合格した場合、2年目で筆記試験だけを受験し、合格をしたら、保育士の資格がもらえる制度になっています。

 

筆記試験も、科目ずつの合格という場合もOKですから、最初から3年間で保育士の資格を取るという要領で資格試験を受けることができます。

 

既に幼稚園教諭免許(1種・2種)を持っている方は、一部の試験を受けなくとも良いことになっています。

 

資格試験の問題は全国統一しており、試験そのものは毎年一回各都道府県ごとに行われます。

 

過去の実技試験概要(平成17年〜24年)